≪「東京都長期ビジョン」で示すレガシーの考え方≫
○ オリンピック・パラリンピックをきっかけに東京がどのように変わ っていくのか、長期ビジョンに掲げている 2020 年大会に向けた政策が 将来、どのように実を結び、後世に残されていくのか、計画期間の 10 年後の更なる先をも見据え、都市としてのあるべき姿、理想とする姿 について、基本的な方向性を分かりやすく示したものである。
○ また、長期ビジョンで明らかにした東京の将来像を形づくる有形・ 無形のレガシーを具現化していくため、民間の意見を聞きながら、知 事・副知事・関係局長で構成する「レガシー委員会」で検討を進め、 2015 年度に「レガシービジョン(仮称)」を策定し、レガシーの全体 像を示す。
オリンピック・パラリンピックによって
もたらされるレガシー
政策目標
○ 多摩ニュータウンなどでは、住宅団地再生が一部で実現するなど、多世代 が安心して住み続けられる持続可能なまちへの再生が進んでいる。
〇 多摩地域の幹線道路等の整備が進み、利便性が向上するとともに、災害時 の物流や交通が確保され、快適で安全な生活空間が創出されている。
○ 島しょ地域で地震・津波対策等を推進し、防災力が向上している。
○ 高尾山や小笠原諸島など豊かな自然環境が保全されるとともに、多摩・島 しょ地域の魅力が広く情報発信され、多くの人々が来訪している。
○ 福祉など様々な分野のサービスが拡充し生活環境が一層向上している。
2024 年頃の東京の姿
多摩ニュータウンの再生が推進され多世代が住み続けられるまちが実現 多摩地域の人や物の流れを支え災害に強い交通インフラの整備が進展 島しょの防災力を高め、島民や観光客の安全性向上を実現
島しょを訪れる観光客の利便性を高める情報基盤の整備が進展
多摩ニュータウンの再生
・都営住宅の建替え 2020 年度一部竣工(諏訪団地) 多摩地域の道路ネットワークを構築
・多摩南北道路 おおむね完成、多摩東西道路 約8割完成(2024 年度) ・多摩川南岸道路、秋川南岸道路 整備推進
・南多摩尾根幹線 整備推進 島民や観光客の安全性の確保
・津波避難施設の整備 津波到達までに避難困難な9港で整備完了 利便性の高い観光地の創造
・島しょの船客待合所・空港における Wi-Fi 接続環境の向上 2020 年度完了
主な取組の到達目標
【都市戦略8】
多摩・島しょの振興
≪基本目標Ⅱ≫ 課題を解決し、将来にわたる東京の持続的発展の実現
社会や都民生活の指標・状況